最近のエアコンは10年前の製品と比べると格段に消費電力が少なくなっています。しかも、昔のエアコンでは節電のためにこまめにスイッチを入れたり切ったり、風向きを調節したりという作業を行わなければなりませんでしたが、最新のものは自動で温度調節や風向きをコンピュータで調節してくれて効率的に動作してくれます。
夏は、設定温度は28度以上、冬は20度以下に設定しておくと効果的に節約になります。
しかし、これでは「涼しくない」または「寒い」という人もいるでしょう。そこで、夏では扇風機を併用することをおすすめします。この場合、エアコンと扇風機の電気代を足してもまだ節約になります。冬はコタツや重ね着、さらに日が暮れてからカーテンを閉めるなどをすると節約効果が上がります。
エアコンで部屋を冷やすときには、最初に「冷房」で冷やします。そして部屋が涼しくなったら「ドライ」に切り替えると電気代を節約することができます。除湿は体感的に涼しくさせるのにかなりの効き目があります。
冷蔵庫はエアコンの次に電気代が掛かる家電製品です。数年前の製品では年間の電気代が20,000円〜35,000円くらいの電気代でしたが、最近の冷蔵庫は驚くほど省エネ設計になっています。
冷蔵庫の設定温度は、冬は「弱」にしましょう。設定温度「強」に比べて20%消費電力を節約できます。
いったん冷えた冷蔵庫内をドアの開閉によって無駄にしていることが多いのが冷蔵庫の特徴でもあります。しかし簡単に実践できる節約方法は、暖かい食物を暖かいままで冷蔵庫に入れてしまわないようにすることです。そして意外でもっとも注意したいのは食物の詰めすぎです。冷蔵庫内に隙間がないとこれで5%も冷蔵庫の電気代が増えてしまいます。ときどき整理しておくとよいです。
冷蔵庫の設置に関して、台所などの壁にぴったりとくっつけていませんか?冷蔵庫の中の熱をうまく外に出せるようにしてあげなければなりません。冷蔵庫の後ろを約10センチ、横は約2センチ空けると10〜20%の電気代の節約になります。
窓からの直射日光に冷蔵庫が当たっていませんか?冷蔵庫は、日が当たったりする場所やコンロなどの周りをさけて設置することも大事です。周りに物なども置かずに隙間を作りましょう。
テレビは最近、大型化が非常にすすんできていますので電力を多く消費する家電製品になってきました。しかし、テレビも省エネ設計になってきています。さらに液晶テレビそのものの製品寿命も一日の使用時間にもよりますが、およそ15年から20年といわれており、耐用年数の増加によって買い替えるサイクルを減らして節約することができます。
電気代はブラウン管よりも液晶テレビの方がすこし節電効果があります。ただし、最新のテレビといってプラズマ方式は電気を多く消費します。この方式は最も画像がきれいに表示されるものです。映像を最優先する方には最適なのですが節約家にとっては節電効果を期待できません。それに耐用年数もブラウン管テレビよりも短いといわれています。
パソコン用のモニターもブラウン管モニターより液晶モニターの方が省エネ設計になっています。また、ブラウン管は高速で点滅しているため目に疲れがたまりやすいのですが、液晶はその構造上、画素がほとんどつきっ放し状態であるため比較的目が疲れないのでいいこと尽くめです。
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